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アーティスト名:FRIPP & ENO タイトル:(NO PUSSYFOOTING) 形式:LP 発表年:1973 レーベル:Island 国:イギリス 収録曲: Side1.THE HEAVENLY MUSIC CORPORATION Side2.SWASTIKA GIRLS |
アンビエント前夜の瞑想ギター音絵巻
King CrimsonのギタリストRobert Frippと元Roxy Musicのシンセサイザー奏者のBrian Enoのコラボレーションによる1973年発表の実験的音響作品。
Enoのシンセサイザーや自ら開発したテープエコーによるアンビエント的なミニマル/ドローン音響にFrippのロングサスティンやアルペジオなどストイック且つテクニカルなギターの演奏がからみつく、今で言うアンビエント/ドローンの音です。
Enoはこの後78年に『Ambient1:Music For Airports』という作品にて『アンビエントミュージック』という概念を世の中に発表したのですが、それ以前に制作されたこの作品において、現代におけるアンビエントミュージックの体裁はほぼ確立されており、この作品が後のあらゆるアンビエントミュージックに多大な影響をもたらしたことは間違いない。
Side1は、静かなドローンから始まり、緩やかに緩急のついたドローンの重なりの上に、笛か尺八のようなアプローチのロングトーンが特徴的なギターがうねうねと揺らめきながら、時にフィードバックへひっくりながら淡々と演奏される、非常に心地よい瞑想ドローン音楽です。
変わってSide2は、反復を多様したミニマル曲。執拗に反復するフレーズ達が幾重にも重なりながら高揚感を醸し出して行きます。時に挿入されるロングトーンのギターも若干アグレッシブで、こちらはよりロックっぽい曲になっています。
今となっては、あらゆるところで語りつくされているロック/アンビエントの名盤中の名盤なのですが、ドローンやミニマルの変化しない中の高揚感や、エレキギターのトーン変化による非現実感など、音楽を聴く上での魅力が存分に含まれていて、古臭さも堅苦しさも一切感じさせない単純に心地よい瞑想アンビエント音楽として、気負わず気軽に聴いて楽しむべき作品だと思います。
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